MS TOUGHのご紹介
コンクリートは、圧縮には強いが、地震など水平力やせん断力に弱い。この脆弱性改善の為1900年初頭にヨーロッパ
において開発された鋼繊維ファイバーは100年以上の歴史を持っており、土木分野を主体に全世界に拡大している。
その用途開発がいまだに進んでおり、日本においても根強い顧客とユーザーからのリピートを維持している。
日本でも1970年代後半から採用が始まり、現在まで20000棟をこえる建築実績(工場・倉庫・店舗・物流センター・冷蔵庫・駐車場・緊急工事・補修工事・災害工事etc)がある。
また土木分野においては、トンネル覆工・道路橋舗装・鉄道橋舗装・インフラ整備事業・JR高架橋・空港滑走路・法面整備・舗装 柱の爆裂防止・セグメント製品・耐震補強工事など多くの分野に採用されている。
鋼繊維コンクリートの諸特性の代表的なものだけでも、3点(曲げ特性・せん断強度・耐久性)が向上し、かつ耐衝撃性や応力分散性など諸研究機関により明らかにされ、以前にも増して性能向上が図られている。
弊社は30年前のブリヂストン栃木工場での製造時代から販売面で連携しており、鋼繊維コンクリートにおける
パイオニア企業である。ブリヂストンの【タフグリップ】を継承する唯一のプロ専門集団である。
弊社製品は、従来品(ブリヂストン製タフグリップ)や他社製品に比べ、多くの優位性を持っている。
① 線長を短くし、線径を細くしたことによりコンクリートとの攪拌性が大幅に向上。
② 1本あたりの重量を軽くしたため、混入本数が大幅に増加。せん断力が向上。
③ 生コンとの攪拌性向上により、現場での攪拌時間と作業時間が大幅に短縮。
④ 生コンクリートとの攪拌後の圧送ポンプ作業性が大幅に向上。ポンプ詰まりがなくなった。
⑤ コンクリート攪拌時間短縮により振動や騒音が減少し、周辺環境への配慮が可能になった。
⑥ 鋼繊維のため、解体時にも分別が可能で、プラスチック製品に比べ地球環境に優しい。